【上田市総合教育会議】

 

 上田市と上田市教育委員会は24日「総合教育会議」を、市役所で開いた。

 

 児童数減少で方針が打ち出されている西内小学校を丸子中央小学校に統合する件で、各委員が統合を行う理由などの思いを述べた。

 GIGAスクール構想についても話し合った。

 

 西内小の統合については、すでに市議会での説明があり、令和6年4月に統合する予定で動き始めている。
 

 西内小は現在、児童数が22人で全4学級、2年生がいない状態。

人数は少ないが金管バンドでの活躍など特色ある学校となっている。

 

 学校の将来や再編についての検討は、平成28年から地域でもアンケートを行うなど従来からの課題になっている。

 昨年度からは、保護者面談や住民懇談会などを行い、8月の教育委員会定例会で統合を決定した。
 

◆統合時期については

 ▽より望ましい教育環境を早期に実現できる

 ▽円滑な移行に向けた配慮を行うための準備期間を確保できる

 ▽統合時のクラス編成が柔軟にできる   

  丸子中央小のクラス替えの時期と人数の比較的多い学年が重なっている)―ことから判断した。
 

◆市長、教育長、教育委員ら委員からは

 ▽変化の激しい時代のため「生きる力」、タフな思考力を身につけさせたい

 ▽集団の中での学びで多様な社会に適用する学びになる

 ▽非常に慎重に議論してきた。

  次の時代を担う子どもが自立的に生きるには、どのような環境が良いのかと考えた―などの話しがあった。
 

 GIGAスクール構想については、学校で1人1台のタブレット端末(クロームブック)が、導入されている件について話し合った。


 教育現場の様子からメリットがある感想が多かった。

 現在のリース契約満了後の予算措置を求める意見、活用する内容についてよく考える必要があるなどの発言があった。