【せせらぎの丘で灯籠を楽しむ来訪者】
【「小諸かるた」灯籠】
48基の「小諸かるた」の灯籠が秋の夜を幻想的に彩るー。
「秋灯り小諸」が11月6日まで、小諸駅前停車場ガーデン内せせらぎの丘で行われている。
懐古園の紅葉まつりに合わせ小諸商工会議所青年部が企画。
22日に点灯式を行った。
小諸かるたは、小諸商工会議所創立100周年を記念して青年部と女性会が製作。
郷土の歴史や自然、風土を子どもたちが”遊びながら学んでほしい”と願いを込めた。
絵札は、小諸市出身の日本画家、白鳥純司さんが作画し2014年に完成。
市内全小学校に配布した。
青年部では、製作した当時のメンバーも少なくなり、休み時間などにかるたで遊ぶ児童の姿も見かけなくなってきたことから、小諸かるたを生かしたイベントの企画や復刻を目指している。
小諸かるた灯籠は高さ35㎝、横幅30㎝の木製の四角灯籠。
同市平原の㈱フォークロア工芸社に依頼し製作。
4つの側面に、それぞれ小諸かるたの絵札や読み句、イラスト、協賛企業を飾った。
午後4時から同10時まで灯す。
訪れた小諸市の櫻井陽呂登君(5)は「かわいい」と歩き回った。
母親の可奈子さん(35)は「おしゃれで幻想的な感じ、紅葉の景色といい雰囲気で落ち着く」と話していた。
青年部の大西響会長は「郷土の良さを知ってもらえれば。小諸の移住者にも手伝ってもらい、一緒に汗を流した。交流の輪を広げていきたい」と話した。