【完成した調整池】
上田市諏訪形を流れる金窓寺川にこのほど、水害対策として市が建設していた調整池が完成した。
現地は2019年10月の台風19号災害で越水して市道川辺町国分線が冠水して通行止めになった場所。
地元の諏訪形自治会の強い要望で昨年7月に市が着工していた。
池の深さは最深部で4・75m。
貯留量は3950立方m(25mプール10杯分)。
降雨時に雨水の一時貯留を図り、降雨のピークを経過後に緩やかに雨水を排出する。
総事業費は約1億6000万円。
施工は大廣建設㈱。
完成に伴い、諏訪形自治会(窪田善雄自治会長)、諏訪形防犯防災協議会(小林久敏会長)、諏訪形まちづくり協議会(宮下省二会長)はこのほど、現地で約50人が出席、完成式を開催。
神事、感謝状贈呈、テープカットなどを行った。
窪田自治会長は「ハードが完成したので、次はソフトの面が自治会に課せられた課題。しっかりとやって安心安全を深めていきたい」などとあいさつした。