上田商工会議所は7日、創業者の異業種コラボレーションによる新たな商品やサービスを報道機関に発表した。

 同会議所が「創業者も消費者の購買行動やニーズの変化に対応し、サービスや商品の幅を広げる必要がある」と創業5年未満の事業者をマッチング。

 同会議所による異業種コラボは初の取り組みで、10事業者5組がアピールした。

 

◆SHABBYロゴ入りカラーバッジ

 古着とアンティーク「SHABBY」(保野)
 ×
 カラー診断「color therapy Mai。」(大屋)

 

【SHABBYロゴ入りカラーバッジ】 


 クマのぬいぐるみをデザインしたSHABBYのロゴ入りバッジやキーホルダーなどをカラー診断により、それぞれのパーソナルカラーで提供する。
 Mai。の加藤麻衣子さんは「カラーセラピーは自律神経を整え、心を落ち着かせる効果があります」。

 SHABBYの角居原太さん(27)は「気分を上げてポジティブになれるのが洋服の力。カラーセラピーとのコラボでより楽しめるはず」と話す。

 

◆「筒けん」パフォーマンス用オリジナル曲

 筒けんの販売・普及「㈱筒けん」(上塩尻)
 ×
「まあみん音楽教室」(真田町)

 

【「筒けん」パフォーマンス用オリジナル曲】

 

 筒けんは清水悟さん(49)が考案したニュースポーツで、けん玉の楽しさを簡単に実感できる。

 美馬佳世さん(35)が作曲した「花舞うとき」に合わせてパフォーマンスすると清水さんは「気分が高揚して、気持ちよくプレーできる」という。

 「プレーヤーと観客が一体となって盛り上がり、決めポーズで拍手がしやすいよう曲を作った」と美馬さん。
 上田市発祥の筒けんと市内の作曲家によるこの曲を全国に発信していきたいと話す。

 

◆ジンに合うグリッシーニ(スティック状の細長いパン)

 クラフトジンBar「386」(中央1)
 ×
 クッキー・パン「sugar MochA」(真田町長)

 

【ジンに合うグリッシーニ】

 

 グリッシーニはパリパリとした食感のイタリアのおつまみパン。

ジンの風味付けに欠かせないジュニパーベリーをパンの仕込み水とし、信州産ソルガム粉を使用した。

アオサとユズ、トマトとベーコンとガーリックなどの4種を作り、それぞれの味に合うジンとペアリングした。

 パンは、宮腰あゆみさん(38)、井出むつみさん(37)姉妹が担当。

 386の松本涼さん(29)は「ジンは自由度が高く個性的な味わいが魅力。つまみと合わせることでぐんと楽しみが広がる」。

 

◆アロマに包まれての美療エステ

 エステティックサービス「美療サロンセイビア」(中央5)
 ×
 お香・アロマ・ハーブの専門店「玄香庵・月ノ灯」(長瀬)

 

【アロマに包まれての美療エステ】


 エステの施術前に好みのハーブティーで体を温めてもらい、アロマの香りに包まれながらその人に合ったオーダーメイドの施術を提供する。セイビアの長澤良子さん(41)は「ハーブやアロマの力で、さらにお客さまに喜んでいただけるサービスができる」と期待する。
 香司、植物療法士の田口直子さんが営む玄香庵・月ノ灯は、香原料やドライハーブ、スパイスなどを取りそろえ、量り売りもしている。

 

 

◆古着のバイクファッション

 オートバイショップ「レインボーベース」(富士山)
 ×
 古着販売「DADA」(中央2)

 

【古着のバイクファッション】

 

 バイクに乗るときにピッタリな古着ファッションを提案する。

インポートバイクも扱うレインボーベースの三井浩平さん(37)は「バイク好きと古着は相性がいい。ものに対する思い入れなど共通点があり、今後の可能性を感じる」。
 バイク好きを自認するDADAの後藤雅彦さん(39)は「バイクで街乗りして、店に寄ってもらえたらうれしい」と期待する。