【大星神社拝殿と参道の

プロジェクトマッピング】

 

【清明小1年生が作った

牛乳パック灯篭が並ぶ参道】

 

 上田市中央北3の大星神社に10日午後6時、厳かな雅楽が鳴り響くなか、拝殿と参道に動画を投影する「プロジェクトマッピング」が、行われた。
 

 

 プロジェクトマッピングは同神社総代長の山崎建治さん(72)が制作。

2台のプロジェクターを使って参道と拝殿の形に合わせた動画が映し出され、暗闇のなかに映像が浮かび上がり幻想的な景色を作りだした。
 

 同神社では、9月に毎年秋の例大祭を開いているが「新型コロナ」の影響で昨年と今年一部が中止となった。

コロナの終息を願って祭りの代替行事として昨年も行った。

 今年は、山崎さんが自作した花火や花などが披露され、見学に訪れた人たちに感動を与えた。


 また、山崎さんは、竹に穴を空けて電球を入れた手作りの竹灯篭30個を参道に並べた。

 「映像を拝殿や参道の形に合わせるのが難しかった」と話していた。
 

 一方、同市清明小学校の1年生は牛乳パックを利用した灯篭を一人1個制作。神社の参道入口の石畳の両側などに51個並べ、見学の人たちの足元を優しく照らした。
 

 牛乳パック灯篭は、パックの表紙を剥がし、内側の和紙のような白い紙にアサガオやヤギなどの絵を描いて仕上げた。
 

 牛乳パック灯篭を作った春原芽依さんは、家族とともに来た。

「遠足でこの神社に来たとき、ヤギが草を食べていた。その時の思い出を絵にした」という。
 

 近所の滝沢奉吾さん(77)は「初めて見たがとてもきれいだ」と感激していた。