【日本水彩画会支部奨励賞を受賞した今井さんの「実りの秋」(左)などが並ぶ】

 

【上田市長賞、大井さんの

「坂の上の塔」】

 

【東御市長賞、寺島さんの「幻影の湖」】

 

【上田市教育委員会賞 阿部さんの

「頑張れみつ兄」】

 

【東御市教育委員会賞 吉川さんの

「凍てつく朝」】

 

 「第66回 日本水彩画会上田支部展」が10日まで、上田市上田原の上田創造館で開かれている。
 風景や静物、人物などの大作がずらりと並ぶ。

 支部員は24点、一般は9点が出品した。
 

 最高賞の日本水彩画会支部奨励賞は、今井美恵子さん(東御市)の「実りの秋」。「明暗や遠近の描き方が安定しており、主題が明確に表現されている」と評価された。
 月野貴久支部長(88)=東御市県=は「色の鮮明さと透明感が水彩の誇り。水彩画には見る人の心を和ませてくれる魅力があります」と来場を呼びかける。


 イタリア中部の田舎町を描いた「イベント前」を出品した会員の宮入謙三さん(80)=同市滋野=は「自分が見て、かっこいい、きれいだと感じたことを表現し、そこに物語が生まれてくるような絵を描きたい」と話していた。
 

★他の受賞者は次の通り(敬称略)。
 ▽上田市長賞 「坂の上の塔」大井美沙子(御代田町)

 ▽東御市長賞 「幻影の湖」寺島武幸(東御市)

 ▽上田市教育委員会賞 「頑張れ、みつ兄」阿部恵(上田市)

 ▽東御市教育委員会賞 「凍てつく朝」吉川哲也(東御市)

 ▽上田地域広域連合長賞 「精錬工場」上原文人(佐久市)

 ▽奨励賞

 「習作裸婦」宮沢佳代(上田市)

 「咲き誇る」荒木照江(東御市)
 

 入場無料。

 展示時間は午前9時から午後4時半まで。

 最終日は午後3時半まで。