【羽のむしり方を教える石井シェフ(左)】
【鶏をしめる体験をする参加者】
【素材を最大に引き出すBBQの方法をレクチャーする清水さん(左)】
「食卓に並ぶ生きものの命を感じて」―。
小諸商工会議所青年部(大西響会長)はこのほど「一石四鳥 いのちを頂くわらさ会」を開いた。
鶏の解体などを学ぶ食育体験に青年部の親子らが参加した。
第一部のセミナーは市文化センター調理室で開き、約40人が参加した。
軽井沢ヒルトンの元料理長で、ジビエの普及活動など行う、石井まなみシェフを指導講師に招いた。
参加者は指導の下、鶏の血抜きをする方法や、お湯で浸して羽を抜き、内蔵の除去や肉の部位を切り分けるところなどを体験した。
まず鶏の持ち方を教え、羽を片手で持って首を反らせ、くちばしを親指で押さえて「一番大きな頸動脈が2本通っている。ここを切れば鶏さんを静かにしめることができる」と伝えながら実演。
体験した臼田大介さん(41)は「緊張した。あたたかかった」と話し、子どもに「残さずちゃんと食べるんだよ、大切に食べようね」と語りかけていた。
肉の部位切り分けなど、子どもたちは初めての体験に苦戦しながらも、真剣に取り組んだ。
小諸市の小泉凱千(かいち)さん(5)は「羽をうまくむしれて良かった」。
父親の裕望さん(40)は「食卓には生きものが並んでいるんだと実感した。子どもは好き嫌いが多いので、生きものの大切さを学んで、感謝できるようになってもらえれば」と話した。
大西会長(44)は「まだドキドキしている。ぬくもりが手に残っている。体験を通して、持ち帰ってもらいたい。それぞれが考えてほしい」と話していた。
◇ ◇
第二部では、同市山浦の鉄板キッチン「PORKY」の特設キャンプ場でBBQ交流会が開かれ、同青年部の家族ら約110人が参加した。
セミナーで解体した鶏とは別の鶏肉を用意し、BBQインストラクターの清水隆利さんがワンランク上のBBQをレクチャー。
肉をやわらかく格段においしくする下ごしらえのビア缶チキンや牧場チキンの方法を参加者が体験。
豪快なアメリカンBBQスタイルで鶏や野菜を焼き上げた。
会場には市内店舗の屋台も立ち並び、小料理「凛」の鶏モツ煮、やまさだの鶏白湯ラーメン、髙橋英二シェフの鶏フレンチ料理などに参加者は舌鼓を打ち、鶏の部位当てクイズも楽しんだ。
企画した髙橋拓哉実行委員長は「普段食べている食材が、いろいろな人の手が関わり、食卓に並んでいるということをもう一度、学んでいきたい。子どもたちが積極的に取り組み、真剣に命に向き合う姿に感動した。こうした食育活動を皆さんの意見を伺いながら、自分たちができる形で仲間とともに地域貢献していきたい」と話していた。





