【さまざまな車両の乗車体験で

にぎわう会場】

 

 

 

【開会式であいさつする上野実行委員長】

 

 

 

 

 安全・安心な地域づくりはみんなの願い―。

 上田市小泉の上田道と川の駅・おとぎの里で10日、第20回「安心・安全イベント2022」が開かれた。

 親子連れなど大勢が訪れた。

 主催は実行委員会。

 

 同イベントは、平成13年から収穫祭の中の1つで始まり、平成23年から独立したイベントとして続いていた。

昨年と一昨年は「コロナ禍」で中止だった。


 ★会場には

 国土交通省から災害対策本部車や衛星通信車

 ライト部分が高さ10mまで伸縮できる照明車

 1分で約30トンの水が排水できる排水ポンプ車などを展示。

 

 陸上自衛隊から中型トラック

 警察からパトカーや白バイ

 上田南部消防署のはしご車

 上田市消防団第7分団のポンプ車などーが並んだ。

 

 暮らしを守る車両に、訪れた子どもは「かっこいい」と喜び”乗車体験”などに行列ができ、乗車した様子を両親らが撮影していた。


 長野県建設業協会上小支部は、実際の工事現場で稼働する各種重機の写真、上田市防災支援協会は「令和元年東日本台風」の被害を受けた公共土木施設や災害復旧対応の様子の写真を展示。
 

 上田道と川の駅と長い交流がある静岡県静岡市清水区からも関係者が訪れ、非常食に役立つさまざまな缶詰を販売。

 

 清水区広報キャラクターの「シズラ」も登場した。
 

 ほかにも血管年齢の測定や交通安全関連の体験コーナーがあり「新型コロナ」に配慮してイベントの”ライブ配信”も行った。
 

 イベント開会式には、国土交通省から千曲川河川事務所の中根達人所長、長野国道事務所の小澤知幸所長、土屋陽一上田市長らが来賓で出席。

 小澤所長は20年前に上田道と川の駅の整備に携わった経験があり、思い出話もあった。
 

 イベントの上野義文実行委員長(上田道と川の駅おとぎの里 安全・安心部会長)は「皆さんの協力で3年ぶりに開催できた。関係機関や諸団体が連携協働し、安全・安心な地域づくりと健康推進し、コミュニケーションの醸成を図っている。コロナ禍でもできることを行い、多くの人と安全・安心の地域づくりについて意識の共有を図りたい」と話していた。