【圧搾機にブドウを投入】

 

 

【神事で作業の安全を祈願】

 

 

 上田市長瀬のシャトー・メルシャン椀子(まりこ)ワイナリーはこのほど、今年の「ワインの仕込み」を始めた。

 

 神事で作業の安全を祈願し、敷地内のヴィンヤードで収穫した白ワイン用の品種「シャルドネ」1730㎏を圧搾機に投入した。

 この日仕込んだワインは「シャトー・メルシャン日本の新酒椀子シャルドネ2022」として10月29日と30日に開く「椀子マルシェ」で販売する。

1000本限定で、1本(750ミリリットル)が2800円(税込)。
 

 同ワイナリーでは約30ヘクタールのヴィンヤードで8種類のブドウを栽培しており、この後2カ月間ほど収穫と仕込み作業が続き、今シーズンは100トンの収穫を見込む。
 

 ワイナリー長の小林弘憲さんによると今年のブドウは日照時間が長く、雨量もトータルでは十分だったので「すごくいい状態」という。
 

 小林さんは「ワイナリーのすぐそばで栽培しているのでブドウの成熟にあわせ、タイミングを逃さずに収穫できるのが強み。皆で楽しんでおいしいワインを造っていきたい」と意気込んでいる。