【さまざまなシーンの原画が並ぶ】

 

 

【雲霧一党になりきって

写真撮影も楽しめる】

 

 

 上田市中央3の池波正太郎真田太平記館は「雲霧仁左衛門」劇画展を開いている。
 漫画家、崗田屋愉一さんが月刊時代劇漫画雑誌「コミック乱」に連載中の漫画「雲霧仁左衛門」の原画26点を関連資料とともに展示している。


 原作は作家、池波正太郎が週刊新潮に1972(昭和47)年から74(昭和49)年まで連載した時代小説。

希代の大盗賊、雲霧仁左衛門率いる雲霧一党の暗躍と、その捕縛に挑む火付盗賊改方との攻防を描く。

 たびたび映画やテレビドラマで映像化されている。
 

 同館は、崗田屋さんが制作した作画のデータを印刷し額装やパネルにして展示した。

 「絵そのものを見てほしい」と元データにはある「吹き出し」を削除し、作品に付ける説明文も最小限にした。
 

 コマ割りやセリフなどを決める手描きの「ネーム」や掲載誌もあり、作画のシーンと見比べて楽しむこともできる。
 

 崗田屋さんは、2002(平成14)年に池波の「幕末遊撃隊」に感銘を受け、映像化したいと漫画を描いたのがこの道に入るきっかけになったといい、池波作品への思い入れは強い。

 崗田屋さんは女性で、しなやかな筆づかいや繊細な人物表現が魅力的だ。
 

 学芸員の竹内美鈴さんは「池波先生の原作を大切にして漫画が制作されており、作品を知らない人でも見て楽しめる。小説やドラマだけを知る人には新たな発見があるかもしれません」と話す。
 

 企画展示室のみ撮影が可能。

雲霧五人男と七化けのお千代を描いたタペストリーの横で”雲霧一党になりきって写真を撮影できるフォトスポット”もある。
 

 11月23日まで。

 開館時間は午前10時から午後6時。

 水曜日休館。

 31日、11月2日は開館。

 9月26日、27日、10月13日、11月8日は休館。

 入館料一般400円。
 問い合わせ(電話)0268・28・7100