【小日向さんの「干し柿づり」(右)

などが並ぶ】

 

 

【作品を展示した県支部のメンバー】

 

 第33回示現(しげん)会長野県支部展は14日まで、上田市天神3の市立美術館市民アトリエ・ギャラリーで開いている。


 示現会は、堅実な具象絵画の追求を理念に1947年に創立した全国規模の洋画団体。

東京国立新美術館で今春、展示された県支部会員ら16人の作品を一堂に展示。

 示現会役員6人が賛助出品した。
 

 会場には、50号から130号の大作がずらりと並ぶ。

上田市保野の小日向輝登さんは民家の軒下で柿をつるす女性を描いた水彩画「干し柿づり」=50号=を、初出品し初入選した。


 「コロナ禍」の一昨年、昨年は県支部展や作品研究会、写生会などの活動を中止した。

 

 事務局を務める須坂市の小山賢一さん(72)は「3年ぶりに支部展を開催できた。支部会員が一堂に会し、作品を並べると刺激を受けて制作意欲が湧きます」。
 

 長野県支部長の上田市天神、保坂良郎さん(85)は東御市の田園風景を描いた「薫風」=100号=を展示。

 「コロナの行動制限で気持ちを維持するのは大変だが、これからも楽しくおおらかに描き続けていきたい」と話していた。
 

 入場無料。

 展示時間は午前9時半から午後5時まで。

 最終日は午後3時まで。