【阿部氏】
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市町村別得票(得票順)
阿部氏 金井氏 草間氏
上田市 38,475 9,618 511
小諸市 12,355 1,138 228
東御市 8,922 1,200 123
長和町 2,412 256 42
青木村 1,761 290 15
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任期満了に伴う長野県知事選挙が7日投開票され、現職の阿部守一氏(61)=小諸市、無所属=が四選を果たした。
新人2人に大差の61万5728票を獲得した。
投票率は、前回平成30年を2・34ポイント下回る40・94%になった。
新人2人の得票は、農業の金井忠一氏(72)=上田市、無所属=が6万7758票、草間重男氏(72)=小諸市、無所属=が9560票だった。
阿部氏は東京大学法学部卒、自治省を経て、平成13年に長野県企画局長、副知事、平成19年に横浜市副市長、平成22年から県知事を務めている。
選挙戦では、県知事の公務を行いながらの街頭演説を行った。
政策では「『信州の明るい未来を拓く121の約束』~確かな暮らしを守り抜く。真にゆたかな社会を創る。~」。
4年間の基本目標、数多くの重点施策を掲げ、コロナ禍、物価高、災害の激甚化などの危機に全力で取り組むとした。
基本目標は、人口減少が進み、環境面からの制約が強まるなど社会経済が激動する中で、DX・GXの推進や新しいテクノロジーの活用も視野に入れ
①持続可能で安定した社会を実現し、確かな暮らしを守り抜く(危機克服)
②創造的でゆとりある社会と多様性が尊重される温かく公正な社会を実現し、真にゆたかな社会を創る(現状打破)
③県行政を真に役立つ組織へと変革し、県民の皆さまの思いを実現する(共創実行)―としている。
★重点政策は
①持続可能で安定した「確かな暮らし」を守り抜く
▽新型コロナ対策の推進
▽生活・産業における価格高騰対策の実施
▽「脱炭素社会」づくりの推進
▽県土強靭化の推進など災害に強い県づくり
▽交通や水道など社会的なインフラの維持・発展―など
②経済が発展し、人間らしい生活が営まれる「ゆたかな社会」を創造する
▽産業の生産性向上と県民の所得向上
▽環境再生的で分配的な経済の実現
▽環境再生的で分配的な経済の実現
▽暮らしと産業におけるデジタル技術の活用推進
▽若者・女性や子どもの幸福追求を最大限支援
▽性別、障がい、所得等による差別・格差の解消
▽日本一の学びの県づくり
▽働き方改革の推進と就労支援の強化
▽地域医療と介護サービスの充実―など
③県行政を県民に信頼され共創する組織として進化させる
▽地方分権の一層の推進
▽学習する組織への転換と県職員の働き方改革
▽県民の皆さまとの対話と共創の拡大―など。
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県全体の当日有権者数は170万6682人で、投票者数は69万8735人。
有効投票数69万3046、無効投票数5685、持ち帰りその他が4。