【小学6年生による「浦安の舞」の奉納】

 

 

 上田市下之郷の生島足島神社は7月31日、伝統の「祇園祭」を行った。

 

 過去2年間と同様に「新型コロナウイルス感染症対策」のため規模を縮小した。


 午前中に神楽殿で、世界や心の平穏を祈る「浦安の舞」の奉納があった。

毎年、地元の小学6年女児が舞手となり、コロナ禍でも感染対策をとりながら実施してきた。

 今年の舞手となった、柳澤愛菜実さん、橋崎湊さん、谷本栞里さんの3人は「少し緊張したけど、楽しかった」と話し、良い思い出になったと振り返った。
 

 市指定無形民俗文化財の下之郷三頭獅子舞の奉納は中止。

五穀豊穣や無病息災を願って行われており、昨年と一昨年は回数を減らすなどして実施していた。

 今年は感染状況の影響で、直前で取りやめを決定。

 代替として、11月の新嘗祭で奉納を検討している。
 

 昨年まで2年連続で中止となっていた神輿は、子ども神輿のみ小規模に実施した。
 

 同神社の松澤繁樹氏子総代長(69)は「今年は通常通りできるかと思ったが難しかった。思い出作りもしてほしいので、子ども神輿は可能な範囲で行った。来年以降はしっかりとできる状況になることを願う」と話していた。