【折れたケヤキ(新田自治会提供)】
上田市新田地区にある市指定史跡「二子塚古墳」の”大きなケヤキの幹”が、7月24日に折れ、地元ボランティア有志が同27、28の両日撤去を行った。
ケヤキが折れたのは7月24日午後2時ごろ。
幹が折れたことに気がついた近所の住民から新田自治会に連絡があった。幹が落下したことによる人的な被害はなかった。
二子塚古墳は、上田市誌によると、6世紀前半ごろに造られたものと推定されており、方墳と円墳が合わさった前方後円墳。
上田小県地域ではっきりと形が分かる前方後円墳は二子塚古墳が唯一とされている。
全長は48m、高さは4m。
古墳には神社があり、折れたケヤキは神社の鳥居の前で、二手に分かれた太い幹の片方が折れ、7から8mほどが落ちたという。
史跡内のため、市教育委員会に連絡。ボランティアは6人で、チェーンソーなどで切り分けて片付けを行った。