【通行止めの幸町橋(右)と

えぐられた護岸と応急対応】

 

 

【30日、上田図書館前。

道路冠水で引き返す車両が相次いだ】

 

 上田市で29日から31日の3日間、連続して大雨による被害が発生している。

 各日とも短時間に大量の降水があり、河川の流す能力を超えた水が流れ道路にあふれるなど、交通にも影響した。

 これまでの雨で地盤が緩んでいることから土砂災害にも警戒が必要だ。

 

 上田のアメダス観測データで、29日と30日の1時間最大降水量が両日とも53㎜。

 29日は、午後6時ごろ、30日は午後4時ごろ。

 

 31日は鹿教湯のアメダス観測で1時間最大降水量が50・5㎜、武石巣栗(県の雨量計)の午後8時の1時間に67㎜を観測。
 

 被害は、1日朝までに上田市に寄せられた情報(確定ではない)で、29日に住宅などの床下浸水が5件、床上浸水が1件、矢出沢川があふれているという情報、古里の国道18号バイパスの下を通過する道路が冠水、土砂崩れ1件。


 30日は矢出沢川の護岸がえぐられて住民が避難。

国道18号線の中央北1丁目交差点南側の幸町橋が当面の間、全面通行止めになっている。

 床下浸水が13件、土砂崩れ2件。
 

 31日は土砂災害警戒情報が発表され、特に武石地域の一部に対して避難指示の発令を検討した。

武石観光センター手前の主要地方道・美ヶ原公園沖線が路面洗掘で片側通行止めになった。

 塩田の湯川でもかなり増水したとの情報もあった。