【お辞儀のマナー講座】

 

【学生の指導で行ったグループワーク】

 

 「若者の地域就職を促進させるため-」

 長野県上田地域振興局は”産学官連携のキャリア教育実施支援事業”として、今年度は上田市立第二中学校と第五中学校の2年生を対象に行っている。

 このほど、職場体験の事前学習を二中で行い、地元大学生によるグループワークも行った。

 

 若者の地元就職促進のため、就職直前よりも早い段階から地域の職場の魅力や良さを知ってもらおうと、今年で3年目の取り組み。

対象校を公募で2校に選定、講座は㈱コミュニケーションズ・アイ=松本市=に委託。

 

 五中では先月下旬に事前学習を行い、約50事業者で職場体験。

 

 二中での事前学習は、2学年約100人が参加。

 職場体験にも必要なあいさつなどのマナー講座や、職業観を養うための講座を行った。

全体の講師は、コミュニケーションズ・アイの産業カウンセラー、高橋知也さん。

あいさつやお辞儀の方法、丁寧語、尊敬語、謙譲語の言葉づかいを解説し、練習問題も行った。
 

 グループワークでは「スイーツ」や「スポーツ」など1つのジャンルから関係する職業には何があるかを考えた。

その職業を行っている事業所を「企業ガイド」などの資料を使って探し、就職するために必要な資格などから大学・短大・専門学校などの進路を考えた。

 

 指導した大学生は、信州大学繊維学部の4人、長野大学の3人。


 グループごとに大学生1人が入り「スポーツから、どんな職業が考えられるか」と問いかけた。

 生徒は周囲の同級生と話しながら「審判」「用具をつくる」「用具を修理する」など、直接の関わりからスポーツを支えるために関係した職業を答えていた。

 

 その職業を行う事業所探しでは、県内企業ガイドなどを何度も見ながらピックアップ。

進路については大学・短大・専門学校のガイドブックから考え、菓子店の場合は専門学校名を上げていた。