【ASPINA 

高性能薄型・遠心式キャンドポンプ】

 

 

 上田市上丸子のシナノケンシ(金子元昭社長)は、ASPINA「高性能薄型キャンドモータポンプ」を来月から量産開始する。

 同製品は情報通信の5G普及からサーバー冷却など業務用液冷機器分野などに向けて開発したもの。

 

 開発したポンプは、CPUなどから発生する熱の冷却に対応するため、サーバーユニットなどサイズ制約があることも踏まえて、小型・軽量・高出力のポンプを実現。

 ポンプ市場において同出力帯のDCキャンドモータポンプよりも体積が約50%減を実現したコンパクト設計。
 

 サイズは高さ94・5㎜、幅103・7㎜、奥行159・5㎜、重さ2・2㎏。

 最大流量は、1分間に50リットル、最大揚程は22m。

 高出力の流量制御を内蔵の駆動回路で簡単に行えるのもメリット。

 サーバーだけでなく、検査・医療関連、業務用水処理装置など幅広く使用できる。

 

 今月20日から22日に東京ビックサイトで開かれるモータ技術展や、オンライン展示会に出展する。
 

 生産規模は初年度、年間で500台程度を予定している。