【湯の丸高原荘別棟東側に設置された
モニュメント
「明日への羽ばたき」のお披露目式】
東御市のミマキエンジニアリングはこのほど、同社の3Dプリンターで制作したモニュメント「明日への羽ばたき」を同市に寄贈した。
設置場所の湯の丸高原荘別棟東側でお披露目式があった
モニュメントは、タマゴ型の楕円形土台部分の上に少年が立ち、その右手には羽ばたこうとする鳥が乗るデザイン。
土台部分には、湯の丸にちなんだ15種程度の動植物をモチーフとしたレリーフがあしらわれている。
高さ約2m30㎝で、色は背景に際立つ白一色。
表面は研磨せず3Dプリンターの質感を残した。
制作に使用した3Dプリンターは2020年に発表した「3DGD─1800」。
原型制作は、市地域おこし特任支援員で、東京藝術大学の教育研究助手などを務める彫刻家、堀田光彦さん(31)。
粘土彫刻で、それぞれ約40㎝程度の少年と土台の原型を作った。
原型は3Dデータ化され、拡大出力を加えた造形で2m越えの大作となった。
同社は、インクジェットプリンタやカッティングプロッタなどを手掛ける。
また、3Dプリンターの製造も行っており、このプロモーションなどを目的に、県内スポーツチームを応援する選手等身大フィギュア制作なども行ってきた。
今回もPRの一環として、地元応援の作品寄贈を計画したという。
お披露目式には、同社の花立将康総務部長、花岡利夫市長、堀田さんらが出席。
花立部長は「モニュメントも含めて一年を通じて楽しめる湯の丸高原として、皆様に喜んでもらえれば」とあいさつ。
堀田さんは「明るい未来に飛び立つイメージを込めた。レリーフの動植物の名前は明記していないが実在するので、ぜひ子どもたちや訪れた人に調べてもらい、興味を持ってもらえれば」と話した。