【羽田町長(左)と石森市長(町提供)】

 

 

 姫木平自然の家は昭和51年7月、八王子市が青少年の健全育成を目的に設置。

 八王子市内の小中学校の移動教室やスキー教室で広く利用されるとともに、一般市民の保養所としても利用されてきた。
 

 この施設のあり方については、八王子市と長和町との間で検討が行われ、平成30年10月に「八王子市姫木平自然の家移譲に向けた基本協定」を締結。

 今年3月末の指定管理期間終了により、4月に町に譲渡され、「長和町姫木平自然の家」となった。
 

 譲渡前は、八王子市からの指定管理者として「株式会社 長和町振興公社」が運営していたが、4月からは長和町の指定管理者として「株式会社 マウント長和」が運営を行っている。
 

 町によると、同施設の部屋数は33部屋で、多くの人が宿泊することができる数少ない町内施設。

八王子関係者の継続利用や、観光客などの利用を想定し、町の活性化につなげる方針。
 

 式では、羽田町長と石森市長とがそれぞれあいさつ。

 その後、記念品の交換を行い、同町から同市へは「黒耀石」が、同市から同町へは「多摩織」が贈られた。
 

 記念品は、同町と同市それぞれに係る日本遺産「星降る中部高地の縄文世界~数千年をさかのぼる黒曜石鉱山と縄文人に出会う旅~」。

 「霊気満山(れいきまんざん) 高尾山(たかおさん) ~人々の祈りが紡ぐ桑都(そうと)物語~」に関連するもの。