小諸市議会6月定例会は13日、1日目の一般質問を行い、6議員が質問した。
◆楚山伸二議員は、赤坂信号から中島ビル前間など市街地建物の崩れ等による通行止め箇所対処について質問。
市のホームページでは同区間について、建物が一部倒壊の危険性があるため全面通行止めと説明されている。
期間は3月4日からで解除は未定。
◇市側の答弁によると、3月から4月にかけて「市街地周辺にある空き家の外壁や出窓などの建物の一部が落下し道路の通行に危険である」と地元区長や近隣住民から4件の報告があった。
4件とも交通量が多く通学路となっている幹線道路沿いのため、安全確保のためカラーコーンや看板などにより車道幅員減少や通行止めといった規制をかけている。
これら4件については直ちに所有者調査を行い、建物の状況を説明し、早急な対応を要請。
その後、1件は所有者による修繕が行われたが、2件は対応されていない状況。通行止め箇所については、所有者も建物老朽化を認識しており6月末には対応に着手したい旨の連絡があった。
◆小泉俊博市長は「空き家は個人の財産で、所有者自身の適切な管理を求めていくことが、空き家対策の基本的な考えであることは変わりないが、国や県とも研究を重ね解決策を見いだせるように引き続き取り組む」と述べた。
◆このほかの質問は次のとおり。
▽楚山議員は、 障がい福祉における就労支援について雇用の促進や物品等の調達の現状と課題、市動物園リニューアルの効果と今後の課題
▽小林一彦議員は、小中学校の再編・統合計画について統合小学校の形態が施設一体型か施設分離型か、小中一貫教育と「中1ギャップ」、校地の選定のプロセスや選定委員、市民の意見や希望の反映
▽丸山正昭議員は、消防団について活動全般を消防団の視点からの改善、団員定数削減の検討状況、団員報酬等支払いの検討状況、火災発生時等の招集において団員と合わせて市民にも周知できないか
▽髙橋充議員は、「スポーツのまちこもろ」について小諸市のスポーツ推進の目的、子どものスポーツにおける現状と課題、学校教育におけるスポーツの捉え方、今後の「スポーツのまちこもろ」推進
▽髙橋公議員は、市デマンド交通の「こもろ愛のりくん」について、登録や運営方法、パンフレット記載の利用できないケース、聴覚障がい者や視覚障がい者の登録や使用、盲導犬・聴導犬・介助犬などは同乗、佐久市や東御市との広域連携の可能性、利便性の向上
▽田中寿光議員は、公共施設マネジメントにおける施設管理費運営今年度目標、新たなシステムの構築状況、具体的な個別施設の統廃合の検討、個別施設計画の改訂。公有財産について活用可能な財産。太陽光発電設備の設置について、国・県の動向に対する対応として市条例制定などに対する考え方、取り組み─など。