【公開された御神像】
上田市真田町長の大日向地区にある伊勢神社(押森慎宮司)でこのほど、源頼朝が彫って同神社に奉納したと伝わる御神像が公開された。
地元の歴史を後世に伝えるため今後は御柱祭年ごとに公開する計画だという。
同神社では源頼朝が建久2(1191)年3月25日に同神社で休息した際に御神像を彫って奉納した。
しかし、あまりにも荒く刻んであったので地元の大工が直そうとしたところ血が流れたためやめたと伝わる。
近年は御神像を実際に見た人はいなかったが、今年になって本殿を清掃した際に御神像2柱が見つかった。
高さは男像が63㎝、女像が50㎝。
今年はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で頼朝が注目されていることもあって公開が実現した。
公開の日は地元の女子児童4人による「浦安の舞」を奉納した後、地元の佐藤和雄さんが御神像の伝説について資料も交えて詳しく説明。
最後に参拝に訪れた地元の人らが公開された御神像をじっくりと見入っていた。