【祢津沢の森林で安全祈願。

植栽に集まった組合員】

 

 

 東御市祢津の住民らで構成する「祢津沢生産森林組合」=星合壽幸組合長、91人=はこのほど、祢津沢の馬飼場(うまかいば)と呼ばれる地籍の森林で”更新伐”を行った。

 昨年伐採を行った急傾斜地に1300本のカラマツを植栽した。


 更新伐は、木を伐採し、苗を植え替えて世代交代させるもので新たな森の活性化と再生が目的。

同組合では、約40年ぶりの更新伐で、里山を守り、豊かな水の確保や土砂災害防止、SDGsの実践として行った。
 

 この日、組合員約60人が作業に参加。

 初山神事の安全祈願を行った後、参加者の大半が未経験のため、年配者が植え方を教えながら約2m間隔で穴を掘って苗を植えた。
 

 星合組合長(74)は「昔の人たちは山を大事にしてきた。先輩たちのやってきたことを受け継ぎ、山をきれいにしておきたい」と話していた。
 今後の作業は7月に植栽の下刈りを行う予定。