任期満了に伴う上田市長選挙が27日、投開票され現職で2期目の当選を目指した土屋陽一氏(65)=上田市中央北、無所属=が当選した。
新人で前副市長の井上晴樹氏(68)=上田市秋和、無所属=は及ばなかった。
投票率は52.75%で前回を5.39下回った。
当選した土屋氏は「上田再構築ということで、市政を後ろへ後退させることなく、しっかりと前を向いて進めていきたい」と力強く語った。
土屋氏の主な政策は次の通り。
「上田再構築プランVer・2・0」として、これまでの政策などを前進させる政策を打ち出している。
・緊急課題の「新型コロナ対策」については、医師会や医療関係機関と連携を強め、ワクチン接種の加速化や検査体制の拡充などを行うこと。
即効性のある社会経済対策や飲食・観光業や個人・中小零細企業を守る支援など。
・「大切な市民の命を守り続ける医療体制の充実を推進する」として、二次救急医療体制のさらなる充実。
現行の出産一時金に「出産祝い金」を加算など。
・「教育・子育て 環境・文化の充実を促進する」として、保育園・幼稚園の待機児童ゼロ。
上田城復元的整備。
日本遺産やサントミューゼの活用。
子どもの医療費無料化を18歳まで拡大など。
・「福祉を充実し、多様性を尊重した地域共生社会を実現する」として、デマンド方式の移動手段や乗合型タクシーの拡大など公共交通の拡充。
貧困や虐待、ひきこもりなどへの支援体制強化と居場所づくりなど。
・「日本を代表する循環型社会をつくる」として、SDGs達成の見地に立った資源循環型施設建設の推進。
施設周辺を起点にしてゼロカーボンシティ上田を目指すなど。
・「DXやGX等の革新的技術でSDGsを推進、人と自然が調和した活力あるまちをつくる」として、テレワーク・ワーケーションなどを支援し移住・定住促進政策を推進。
仮称・上田丸子トンネル=小牧橋付近から北原付近=建設の道筋をつけるなど。