【水彩画作品が並ぶ彩明会会員展】

 

 

【吉川さんの作品「暮れる八重原」】

 

 

【安保さんの作品「春近し」】

 

 

【岩附いわ子さんの「収集日」】

 

 

 東御市などの水彩画愛好者がつくる「彩明会」=安保暁代表、7人=は6日まで、東御市文化会館で第13回会員展を開いている。
 今回は1人4点を出品し、合わせて28点の静物画、風景画の力作が並んた。


 このうち東御市八重原の吉川哲也さん(74)は、晩秋の景色を描いた「暮れる八重原」などを出品。樹木をクレパスで描き、葉が落ちた枝の様子を繊細に表現した。

 「池の周りの枯草を描くのに苦労したが、それなりの雰囲気が出せた」と話す。

 

 同市新張の安保さん(74)は、横堰の農業用水のある風景「春近し」を描いた。

見過ごしがちな足元の景色に焦点をあて、春の明るい陽気の中、溶け始めた雪を巧みな筆遣いで表現した。
 

 同会は、活動場所の祢津公民館が「新型コロナ」の影響で利用できないため、会員は自宅で制作する日々が続く。

 

 安保さんは「仲間と絵を描くのは楽しい。コロナが収束し早く日常に戻ってもらいたい」と話した。
 

 ★このほかの出展者は次の通り(敬称略)。

 岩附いわ子、木村壽枝、小林隆義、下村和彦、寺島武幸。
 

 入場無料。

 展示時間は午前9時から午後5時(最終日午後4時)