【アイブロウを指導する柏原さん】

 

 

 上田西高校生徒会による「上田西高校学びプロジェクト(UNMP)」は、生徒の目線に立って企画した学習会の2回目を、15日からスタートした。


 生徒の課題意識から生徒が主体的につくる学びの場で、SDGsを踏まえた探究学習。

 昨年秋に始動し、1回目には生徒会役員が講座を考えて、7講座に延べ60人の申し込みがあった。

「新型コロナ」の影響で、当初の計画を変更したものもあったが、看護や自然保育、災害時避難などの学習を行った。
 

 2回目は1回目より大幅に増えて、15講座に延べ200人が参加。

救命活動やけがの予防の講座は、希望者が多く、抽選になったという。
 

 校外に出かけて体験するものなどは「新型コロナ」の影響が避けられない状況だが、15日には、プロからメイクを学ぶ「自分の魅力をひきだそう!」を行った。
 

 講師は長野市の長野理容美容専門学校から教務主任の柏原公美子さんが来校し、1年生と2年生の13人が受講した。
 

 柏原さんは、まず、美容師など取得したい資格に合わせた学校選び、メイクの前提としてスキンケアの重要性やパーソナルカラーなどを話して、メイクを解説。
 

 メイクで目指す方向性として

 「キュート(若々しい・曲線)」

 「フレッシュ(若々しい・直線)」

 「エレガント(大人っぽい・曲線)」

 「クール(大人っぽい・直線)」に分けて、それぞれでベースメイクアップ、アイブロウ、アイライン、リップなどの方法を、道具も紹介しながら分かりやすく語った。
 

 実際に生徒はアイブロウとアイシャドーを体験。

 ★アイブロウでは、基本として

 ▽眉頭は目頭のやや内側

 ▽眉尻は小鼻と目尻を結んだ延長線上―などの解説から、生徒は自らの眉を整えるなどした。

 

 柏原さんが一人ずつアドバイスしながら、時には手を加えると、生徒から「すごい、良くなった」と喜びの声もあった。
 

 きれいに眉を仕上げ、将来、美容師を考えている生徒は「この講座を楽しみにしていた。メイクで形が変わるなど奥深いと感じた」と話していた。