【大学生と児童で鬼ごっこ】
【百人一首などのカードゲーム】
上田市立浦里小学校でこのほど、長野大学の学生と児童が交流する「こまゆみ教室」が行われた。児童が、大学生と一緒にカードゲームや鬼ごっこで楽しんだ。
「新型コロナウイルス」の感染拡大の影響で、9月実施の前回はオンライン開催している。
この日は「ふれ合って遊びたい」という双方の希望から、久しぶりに対面形式での開催が実現。
全校数56人の同校児童の3分の1ほどの18人が集まった。
学生側は、同大社会福祉学部、早坂淳教授のゼミ生と有志の18人が参加した。
児童らは、百人一首などのカードゲームで盛り上がったほか、体育館で鬼ごっこやフリスビードッジで力いっぱい体を動かし、寒さを吹き飛ばした。
5年の池田琳音さんは「とにかく楽しいから、毎回参加している」。
6年の若林流成さんは、大学生を「親しい友達」と話し「おとなしい遊びも、暴れまわる遊びもどっちも楽しい」と話した。
こまゆみ教室は、土曜日や長期休業中の時間を利用して、浦里小が地域住民と協働で取り組む課外活動。
早坂ゼミは2016年から関わり、学生と児童が一緒に工作や運動などで交流する。
学生側リーダーで、今春から教職に就くという川崎昴さん(22)は「学生側も楽しい。子どもとのコミュニケーションや、一緒に遊ぶことを通じて、子どもならではの価値観や考え方を吸収したい」と語っていた。