市村直樹さんは社会福祉法人まるこ福祉会が運営する障がい福祉サービス事業所「とんぼハウス」に生活支援員として勤務する。


 同事業所では20代から70代の利用者が機械部品組立などの軽作業やアート活動に取り組んでおり、市村さんは「うまく自分の思いを伝えられない利用者さんの気持ちをくみ取って、代弁するのが1つの役割と受け止めている」と話す。


 「利用者さんがきのうまではできなかったことが、きょうできるようになることもある。いい瞬間に巡り合える、その積み重ねがモチベーションになっています」。
 

 趣味はサッカー観戦で、10年ほど前から松本山雅FCを応援している。「サポーターの年齢層が幅広くアットホームな雰囲気があり、スタジアムの一体感がいいなぁと思う」。
 

 28歳で結婚し、4歳の娘を持つ父親でもある。

 

 昨年は念願の一戸建てを新築した。

 「今年は腰を据えてじっくりいきたい。家族が健康で過ごせることが何よりです」。