【模造の刃物を振りかざす強盗役(左)】
上田警察署はこのほど、強盗対応訓練を上田市中之条の上田信用金庫城南支店(赤池光司支店長)で行った。
訓練は窓口の営業時間外に実施し、同支店の職員10人が参加した。
大声で苦情を言い立てるクレーマーに職員が対応している最中、強盗役の上田署員が「声を出すな。いますぐ黙って現金100万円を用意しろ」などと書いた紙を窓口に差し出した。
強盗役は現金(模擬紙幣)を受け取ると模造の刃物を出して職員を威嚇。
一緒に入店したもう1人の強盗役も客を人質にとり、駐車場にとめていた車で逃走した。
職員は110番通報で駆けつけた警察官に犯人の身長や服装、車の車種やナンバーなどを告げ、防犯カメラの画像を確認した。
訓練後は上田署員らが「役割を分担し、メモを取っていたのが良かった」
「赤池支店長らが犯人を刺激しないよう、ていねいに対応していた」などと講評。
▽来店客に声がけすることで犯人にプレッシャーを与えることができる
▽周りの職員に(事件発生を)知らせる暗号(身振りや言葉など)を決めておくといい
▽DNAや指紋、足跡などの客観証拠が重要なので、犯人が歩いた跡などを保存することが必要などとアドバイスした。
赤池支店長は「訓練と分かっていても冷静に対応することは難しいと改めて分かった。きょうの経験を生かし、しっかりと態勢をつくっていきたい」と話していた。
