【大勢の病院スタッフを前に感謝を伝える
土屋市長】
【リニューアルが完成したHCU
(信州上田医療センター提供)】
新型コロナウイルス感染症患者に対応する医療従事者への感謝のため、土屋陽一・上田市長がこのほど「信州上田医療センター」を訪れ、病院スタッフに感謝の言葉を述べた。
信州上田医療センターの講堂に多くの医師や看護師ら病院スタッフが集まる中、土屋市長は「昨年来からの新型コロナウイルス感染症に対し、最前線で献身的に全力で対応にあたっていただき、心から感謝したい。皆さんの力で、上田圏域が落ち着いてきている。昨年2月に最初の患者を受け入れて、それ以降1年9カ月、的確な対応をしてもらっている。院内感染を発生させることなく、多くの入院患者を無事に退院させてもらい、皆さんも不安がある中で、患者に寄り添い、仕事に専念され、大変ありがたく感謝したい。感染予防に全力で取り組みたい」と述べた。
藤森実院長は「国内では患者数が激減し、落ち着いている。しかし、世界では新たな変異株が広がりつつあり、予断を許さない状況。政府の第6波を見据えた対策で、国立病院機構では当院を含め、新型コロナ病床の増床を決定した。地域住民の命を守るために引き続きがんばりたい」と語った。
感謝の言葉の後、土屋市長は11月1日からリニューアルした東4階病棟の「HCU(高度治療室)」を視察した。
HCUは救急患者を受け入れる急性期で、リニューアルにより従来の20床から24床に増え、救急患者への対応機能を高めた。
信州上田医療センターでは、今年になってCTやMRIを更新、入院サポートセンターも開設している。