【茶をたてる丸山さん(中央)】

 

 

【茶を供える北村村長】

 

 

 青木村の五島慶太未来創造館でこのほど、初の「献茶式」があった。

 茶道家の丸山志津子さん(79)=千葉県=が茶をたて、北村政夫村長が五島慶太の写真の前に供えた。
 

 慶太ゆかりの品々を一堂に集める目的で1960年に建設された五島美術館(東京都)の庭園には、2つの茶室が今も残るなど、 慶太は茶道に造詣が深く、茶の湯を通じて実業界の人々と交流していた。


 こうしたことを知った道の駅あおきを設計した建築家の藤井純子さん(79)=千葉県=が、大学の同級生だった丸山さんに呼び掛けてこの献茶式が実現。

 

 丸山さんは「五島慶太が茶道に詳しいことは以前から知っていて興味を持ちました」と話していた。
 

 北村村長は「文化人としての五島慶太を改めて知ることができたので、茶道の分野の関係者との交流人口も増やしていけるようPRしていきたい」と話していた。