【市内洋菓子店での操作デモンストレーション】

 

【チケットQRの画面】

 

 

 上田市内の店舗で買い物に役立つ割引サービスが受けられる「Ticket(チケット)QR」のキャンペーンが始まった。

 「新型コロナ」の影響で落ち込んだ消費を喚起しようと、上田商工会議所、市商工会、真田町商工会、市が主催したもの。

 キャンペーン期間は来年2022年2月28日まで。

 

 このサービスは、利用客が自分のスマートフォンに専用の「チケットQRアプリ」をダウンロードすると、総額1万円の割引チケットが受け取れる。

 利用者は、キャンペーン参加店舗での買い物時、最大2割の割引きチケットを利用できるもの。

 例えば、1000円のランチの支払いで利用すると、その場で200円が割引きに。

割引額は買い上げ金額に応じ、上限額が定められている。 
 商議所は1日、キャンペーンに参加する店舗の一つ、市内の洋菓子店、クローバークローバー(荒井英和オーナー)で、商品購入のデモンストレーションを公開した。

 

 客側は自分のスマホのカメラで、レジに掲示されたQRを読み取った後、表示された割引チケットを選択。

残りの差額分を現金で支払った。

差額は店舗側の都合で、現金以外にもクレジットカード、QRコード決済が選べるという。
 

 普段から定価販売のみという同店では「値引きや値下げをしていない分、できる限りお客さまにお得に買い物していただける手段として参加した」と荒井弘美さん。

 「店側の操作は難しくない。お客さま側で不明な点があれば、サポートしていきたい」と話していた。 
 

 11月30日時点で、市内716の店舗が参加。

サービスに要する費用は、市の補助金のため、利用者状況によっては期間を待たず終了する可能性もあるという。
 

 商議所では現在、同キャンペーンに参加する店舗を募集している。