【しなの鉄道平原から御代田間で撮影した
写真を持つ中井さん】
鉄道写真家の中井精也さん(54)=埼玉県=は28日まで、ギャラリー&ショップ「ゆる鉄画廊NOMAD」を小諸駅舎内のカフェ「小諸駅のまど」で開いている。
”鉄道写真作品”などを展示販売している。
時間は午前10時から午後7時。
28日は中井さん滞在。
中井さんはキャリア30年以上。
既存の写真にとらわれない「ゆる鉄」と名付けたシリーズの撮影がライフワークという。
車両だけではなく、風景や人なども映し、旅情や郷愁をかきたてる作品に仕上げている。
今夏「新型コロナウイルス感染症」の影響もあり、東京都内の商店街に構えていたギャラリーが閉店。
その後は全国を回り、各地でギャラリーを開設するようになった。
小諸での作品展示は今回が初めて。
小諸の田園と鉄道、新幹線開通工事中当時の軽井沢、復興後の上田の千曲川橋梁など、地域の写真を中心に飾っている。
また、欲しい写真のリクエストがあれば、会場でプリントして販売する。
このほか、書籍やポストカード、缶バッジ、クリーニングクロスなどのグッズも並べている。
中井さんは「風景に鉄道が入ると、人の温もりが感じられる写真になると思う。ふるさとの風景と重なるはず」と話した。
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28日は、電車とバスのイベント「トレイン&バスキッズイベント」が、小諸駅に隣接する「まちタネ広場」で開かれる。
時間は午前9時から午後3時。小雨決行。
車両部品や電車・バスグッズなどの販売、プラレール遊びや段ボール電車作り、飲食ブース出店などが行われる。