【前回当選の様子(資料写真)】

 

 

 

 来年4月に任期満了の土屋陽一上田市長は22日、選挙公約「上田再構築プラン」でこれまでの自己評価を発表。

  評価27項目で「◎=実施(達成)済み」が14、「○=方向付けをして、施策・事業に着手している」は13。未着手や中止はないとした。
 

 土屋市長は就任後の猛暑、台風災害、新型コロナ対策で市民の命と暮らしを守ることが最優先になったとし「公約実現を進め、おおむね順調に進捗できた」とした。

 

 実施事業では、内容を現実に即して変化させたもの、従来事業の継続によるものも多く見られる。
 

 ★評価概要は次の通り。
 (1)市政の無駄を省いた余剰金などで基金を設立、中小零細企業や労働者、個人事業主を支援=制度資金見直しなどで◎
 (2)全域の均衡ある発展のため定期的な交流、地域内分権を推進=サテライト市長室などで◎
 (3)市民政策提言集団の設置=政策研究センターの設置などで○
 (4)上田市版ダイバーシティーで市民本位の行政=多様な人材の活用などで◎
 (5)手話言語条例の制定=制定し、手話講座実施などで◎
 (6)資源循環型施設の早期整備=住民との対話、環境影響評価に着手などで○
 (7)自主防災組織・消防団の育成支援、人材育成施設の誘致=県の消防学校移転は当面予定なし、自主防災組織の育成・支援などで○
 (8)交通渋滞解消、交通弱者の交通手段確保=バイパスや広域道路の要望活動などで○
 (9)超先進産業の集積地をめざして人材育成=中小企業支援などで○
 (10)6次産業支援や上田ブランドの育成=上田ワインプロジェクトの立ち上げなどで◎
 (11)地場産業、観光産業、商工業の支援=新規就農支援体制整備、農福連携などで◎
 (12)起業の応援、サテライトオフィスなど移住・定住=UIJターン移住支援金、テレワーク拠点整備などで○
 (13)救命救急医療や周産期医療の体制確立=地域医療政策室の設置などで○
 (14)生活習慣病予防や口腔ケアの奨励、医療相談窓口の設置=まちかど健康相談室の開設などで○
 (15)地域福祉力の強化、安心して暮らせる共生社会=生活支援体制整備、体育施設予約システム導入などで○
 (16)切れ目のない子育て支援体制=産後ケア事業、特別支援教育の充実などで◎
 (17)スポーツによる青少年育成や市民の健康=ラグビー普及啓発、体育館改修などで◎
 (18)働く女性を支える子育て支援=保育拡充などで○
 (19)学校給食で自校給食校をモデル校として自校単独調理を研究=第2学校給食センター改築などで○
 (20)完全給付型奨学金制度の整備を検討=奨学金返還支援事業などで◎
 (21)郷土に誇りを持つ郷土愛が芽生える教育=キャリア教育の充実などで◎
 (22)「生涯学びのまち上田」をめざし、環境整備や学習・スポーツ機会の充実=生涯学習シンポジウムの開催などで◎
 (23)サントミューゼ運営検証=運営検証委員会の立ち上げで○
 (24)「信州上田学」=シンポジウム、信州上田ふるさと先人館の開設などで◎
 (25)丸子、真田、武石の地域資源を活用、ネットワーク構築=観光PRや各地域の事業で◎
 (26)田園空間整備事業を支援、地域活性化=日本遺産認定による事業などで○
 (27)公民館を中心に世代間交流を推進、次世代への継承が根づくまちづくり=信州型コミュニティスクールなどで◎