【義仲館跡でノベルティの

デザインラフ画を持つ県立大生】

 

 

 

 

 

 

 

 長野県立大学グローバルマネジメント学部のグローバル教養ゼミはこのほど、丸子地域活性化研究の一環として「現地フィールドワーク」を丸子地域で行った。

 

 県立大の二本松泰子教授の担当ゼミ。

昨年度から、木曽義仲や巴御前を軸とした地域活性化プロジェクトに取り組んでおり、前3年生は地域の「オリジナルガイドブック」を作成した。


 今年度は新たな3年生4人が、「義仲・巴×スイーツ×長野県立大学グローバル教養ゼミ」というテーマで活動を開始。

スイーツを介して丸子地域ゆかりの義仲・巴をPRし、地域活性化につなげる取り組みを進めている。
 

 現在、「義仲・巴」をモチーフとした紙袋やケーキ箱掛紙など、学生デザインのオリジナルノベルティの制作を進めている。

 鹿教湯温泉の「さいとう菓子工房」と協力し、実際に使用することで、地元内外へのアピールを目指す。
 

 あわせて、義仲関連史跡をはじめ、信州国際音楽村などさまざまな丸子の魅力を動画で発信する取り組みも進めている。
 

 この日のフィールドワークでは、岩谷堂観音宝蔵寺、義仲桜、お歯黒の池、義仲館跡、信州国際音楽村、魚久本店、さいとう菓子工房、文殊堂などを視察し、見識を深めた。
 

 義仲関連は、宝蔵寺住職や木曽義仲信州丸子会(小林秀男会長)が案内。

 

 同会副会長の深井武文さんと松山三二さんは「丸子が義仲にとって重要な地であったことは、まだまだ知られていない。来年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が放送され、学生の発信にも期待できる。元気な丸子を取り戻すチャンスが来た」と期待を寄せた。
 

 参加した県立大生の北埜知佳さんと中村咲希さんは県外出身。

丸子を訪れ「自然の豊かさや地域住民の義仲愛を感じた」と話す。

 

 ノベルティは、ウサギ化したかわいらしい義仲と巴をあしらうなど、広い世代が親しみやすいデザインを検討している。

 「手に取ってもらい、義仲に興味を持つきっかけにつながれば」と話した。