【第35回展記念特別賞の宮島さんと作品】
【小山敬三記念大賞・小笠原さんの作品】
「第35回 小山敬三記念小諸公募展」の表彰式がこのほど、小諸市の市立小諸高原美術館・白鳥映雪館で開かれた。
今年は地元や県内のほか愛知、群馬、埼玉、大阪、奈良などから170点(一般165、学生2、招待3)の応募があった。
当日は、入賞、入選者のほか小泉俊博小諸市長、山岸喜昭県議、スポンサー企業などの来賓が参加して盛大に行われた。
入賞作品は94点、入選67点で、小山敬三記念大賞には愛知県の小笠原あい子さんの油彩画「感謝の小諸駅」が選ばれた。
また、上田市小牧の宮島秀隆さん(77)の油彩画「もう一つの遺構」が第35回展記念特別賞を受賞した。
宮島さんは小諸市の懐古園から布引に行く道の対岸から見た布引電気鉄道の橋脚を描いた。60歳から絵画を始めたという宮島さんは「受賞できて本当にうれしい。さらに頑張りたい」と意欲を語った。
審査員長の矢嶋正一さんは出品作について「目を楽しませるところが弱い作品や、調子が合っていない作品もあったが、今回は落選が非常に少なく充実していた」と講評した。
同作品展は21日まで開いている。
最終日は午後3時まで。
★その他主な受賞次の通り(敬称略)。
▽県知事賞 斉藤幸男(千葉県)▽小諸市長賞 伊藤春樹(長野市)▽小諸市教育長賞 森山秀樹(同)▽小諸市議会議長賞 中沢俊三(奈良県)▽審査員長賞 関口博文(佐久市)