【開票結果を比較、検討する生徒たち】
上田市下塩尻の上田西高校は、選挙権取得を控える2年生の全生徒268人を対象に”選挙について考える”一連の授業を行った。
10月31日に投開票された衆院選を前に「模擬投票」を実施。
2日には実際の選挙結果と模擬投票の結果を比較、検討する事後学習を行った。
模擬投票の結果は小選挙区で井出庸生氏が137票、神津健氏65票、池高生氏21票。
比例代表は最も票が多かったのは自由民主党、次いで立憲民主党だった。
いずれも実際の選挙と結果は同じだったが「なぜ同じような傾向になったのか」「相違点は何か」など、それぞれが注目した点を上げ、その理由を推察した。
菊池晃史さんは「コロナ対策を一番考えていると感じた人に投票した。年配者向けの公約を掲げている立候補者が多いと感じる、若者世代の投票率が上がればもっと若者のことを考えてくれるのでは」と話した。
森下暁教諭(43)は「分析する力を磨き、政治に対する感覚を身につけてほしい」と期待する。