【音楽バンド「残歌」の岩田さんら】
【豊殿小で催された「わくわく芸術体験」】
上田市の豊殿小学校でこのほど、市が主催する芸術家学校派遣事業「わくわく芸術体験」が催された。
4年生33人が、音楽バンド「残歌」の演奏を鑑賞した。
芸術に親しみ、興味や関心をもつきっかけにしようと、第一線で活躍している芸術家を小中学校に派遣する事業。
今年は、(一財)信州国際音楽村の協力で、愛知県出身の尺八演奏家、岩田卓也さんを中心に、ギターのファルコンさん、ピアノの伊藤志宏(しこう)さんの3人のユニット「残歌」が、同校を訪れた。
「残歌」は、日本の伝統的楽器の尺八と、音響効果を与えるエフェクターを繋いだギター、鍵盤だけでなく弦を指ではじくなど「内部奏法」で弾くピアノで編成。
音楽の新たな可能性を広げようと、全国各地でツアーやライブを展開している。
児童は、目の前で繰り広げられる迫力ある演奏に圧倒。
音楽ユニットYOASOBI(ヨアソビ)の楽曲「夜に駆ける」や、アニメ「鬼滅の刃」の楽曲「紅蓮華(ぐれんげ)」など人気の曲を演奏し、児童を魅了した。途中、それぞれの楽器の音の出し方や多彩な演奏方法を説明。
演奏後は大きな拍手を送り「尺八の音がきれいですごい」「ギターがかっこいい」「楽器3つでこんなに音が表現できるんだと思った」と、驚きながら感想を寄せていた。
音楽バンド「残歌」は、南小と本原小で行われた芸術体験でも演奏を披露した。