【復興を応援する垂れ幕の設置作業】
【復興を目指す湯里天神社、
池内さん(左)と坂本さん】
上田市鹿教湯温泉の有志や松本深志高校生徒らは、令和元年台風19号で被災した、温泉街近くにある湯里天神社の復興を目指して活動している。
このほど「復興を応援する垂れ幕」を、国道254号沿いに設置した。
有志は、この神社を今の場所に移築した池内宣訓さん(81)、斎藤兵治さん(84)ら地元住民。
同高校生徒は、同校の同好会「政治経済会」に所属する坂本達哉さん(1年)ら。
坂本さんは、子どもの頃から鹿教湯温泉を訪れていたという。
高校に入学した今年、同会活動のひとつとして、鹿教湯温泉の活性化プロジェクトに協力するようになった。
そして、同神社の復興が難航していることを知り、協力を申し出た。
募金などで復興資金を集めており、クラウドファンディングも検討している。
垂れ幕設置は、復興活動の一環で、住民らと連携して進めた。
完成品の大きさは幅約2m、長さ約6m。坂本さんの同級生がデザインし、池内さんの知人の業者が無償で製作した。
同神社のイラストや、「奇跡の天神さんを復興させよう」というメッセージが掲げられている。
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神社は昭和51年、交通安全や観光文化振興などを願い、国道から見える山腹に移築された。
学問の神様として知られる菅原道真公(天神様)がまつられており、地元住民はもとより、受験生らにも親しまれてきた。
昨年の台風19号で神社周辺の斜面が崩落。本殿は、全壊は免れたものの大きなダメージを受けた。
斜面の復旧工事は県の事業で半分ほどが終了。
一方で本殿は、ブルーシートなどで養生しているが、斜面工事進捗や資金面の問題から本格的な復旧工事は着手できない状況が続く。
坂本さんは「SNSなども活用しながら復興支援を続けたい。今後も、魅力的な鹿教湯温泉の活性化に協力できれば」。池内さんは「坂本さんら若者の協力に感激している。復興は、大勢の方々に応援していただかなければ難しい。改めて、復興活動に力を入れたい」と話していた。


