【武石の森でバーベキューを楽しむ参加者】

 

 

【小沢根川で水晶探しをする】

 

【水晶】

 

 

 住民自らで地域の魅力を掘り起こし、観光客を誘致、観光振興を図る初のイベントが上田市武石地域で9、10日開かれた。

 長野県地域発元気づくり支援金活用事業。

 

 主催は「信州たけしのロマンと魅力を掘り起こし発展させる会」=松井幸夫会長・22人=で、今年1月発足し、内容を検討してきた。


 イベントは2日間で3コース設定。

9日はAコースとして「武石の魅力発見イベント」、食・パワースポット編。

 

 上田市内の家族連れら8組18人が参加。

正午から小沢根の「武石の森」で地元の食材を使ったバーベキューを堪能した。

食事後は、パワースポットとして小沢根川の上流で水晶探しを行った。思ったよりも見つけることができ、参加者は大喜びだった。
 

 同市神科小5年の長谷川水美さんは母親の明美さん、弟の同校3年の水貴亜君と参加。

 「コロナ禍でどこにも出かけられなかったが、上田市内のイベントなので参加した。水晶を見つけられたらいいな。川での遊び方も知りたい」。
 

 本原小3年の佐藤心陽さんと母親の千夏子さんは「バーベキューや川遊びなど外での体験が楽しみ」とそれぞれ話していた。
 

 この日の午後7時からのBコース「歴史・自然体験編」には3組7人が参加。

武石の岳の湯温泉雲渓荘で、地元の歴史研究家、児玉卓文さんから武石の昔話を聞いた。

また、雲渓荘周辺で地元の自然に詳しい北沢諭さんから自然について学んだ。
 

 10日は、美ヶ原高原のトレッキング。

7組11人参加。

 午前9時に雲渓荘を出発し、バスで美ヶ原の美しの国頂上公園に。

   約3時間秋の高原を満喫した。
 

 同会は「天候に恵まれたことが良かった。参加者から『次の機会も期待している』という言葉をもらった。次回からは県外客の参加も目指したい」という。