【ひとふで描き絵当てゲーム。

マウスで電車の絵を描く児童。

モニターで見守りながら順番に

ひとふでづつ描いて完成。

別室のグループが何の絵か当てる】

 

 

【ビデオ通話で説明する早坂教授】

 

【1人1台配備されたタブレット端末で
長野大生とやりとりする児童たち】

 

【長野大生】

 

 

 

 

 

 上田市立浦里小学校でこのほど、長野大学生と児童がオンラインで交流する「こまゆみ教室」があった。

 1年から6年生まで児童27人が「タブレット端末」を手に教室へ集まり、市内外にいる学生らと「Web会議システム」でつながり、ビデオ通話やクイズなどの体験を楽しんだ。


 学生たちが、児童にクイズ形式でネットリテラシーについて教えたり、グループに分かれて、ひとふで描き絵当てゲームやグーグルストリートビューで世界を旅する遊びなどを提供した。


 参加した1年生の井澤歩美さんは「面白かった。クイズを当てるところが楽しかった」。

 

 6年生の成沢雫さんは「ひとふで描きゲームは難しかったけれど意外とうまくいった。みんな正解してくれて良かった」と話していた。
 

 こまゆみ教室は、浦里小が地域住民と協働で取り組む課外活動。

2016年から長野大学社会福祉学部・早坂淳教授のゼミ生も参画し、児童と交流しながら、工作や運動などの地域学校協働活動を行ってきた。
 

 今回、コロナ下でも学生と児童の交流を継続する方法を模索。

今年度4月から児童に1人1台タブレット端末が配備されたことを生かして「コロナ下に負けずにつながり続ける」を、モットーに活動を展開した。
 

 北村和行教頭(48)は「タブレット端末は校長講話や全校集会などで活用し、授業でも週1回、ICT支援員に来てもらっている。児童も使い方に慣れてきたところだった。本来は対面で交流するのが一番だが、外部と子どもたちのつながりを継続できて良かった」と話していた。