【協定書を交わした関係団体】

 

 

 ダイドードリンコ㈱はこのほど、上田小県地域4市町村と各教育委員会、上田と依田窪の防犯協会連合会、上田警察署との間で「協定書」の締結を上田署で行った。

 締結は、飲料自動販売機の設置で小学校などに「防犯カメラ」を贈呈する社会貢献事業のため。

 広域協定は長野県で初めて。

 

 ダイドードリンコでは、近くの学校に「防犯カメラ」を寄贈することを目的にした自動販売機の設置を進めている。


 賛同した事業所が自動販売機の設置を契約すると、販売手数料を防犯カメラの費用に充て、その事業所名で防犯カメラを寄贈するもの。

 静岡県内で先行して多く進められている社会貢献事業で、上田市内では清明小と城下小、塩田西小に寄贈され、今後、塩尻小でも寄贈が予定されている。
 

 今回の協定は、上田小県4市町村全小学校(33校)に設置し、児童や地域の安全を守ろうと、同社と4市町村、関係団体がまとまって取り組む県下初の協定になった。
 

 締結式には、同社の波多腰貴行中部営業部長、4市町村長と教育長、波多腰功・上田警察署長が出席。

 12団体が協定書に押印した。
 

 市町村を代表し、上小防犯協会連合会長の土屋陽一上田市長は「全国的では過去に学校内で痛ましい事件が発生しており、子どもの保護対策は万全を期す必要がある。上田市では導入を始めているが、取り組みを上小、依田窪全体に広げたい。子どもの安心安全を確保したい」。

 

 波多腰署長は「非常にありがたいことで感謝したい。協定は単独でなく、地域全体の小学校にスピーディに設置推進が可能になった。安心の格差を生むことなく、地域全体で子どもの安全を図る取り組み」とそれぞれあいさつ。
 

 同社の波多腰中部営業部長は「持続的な事業には地域社会が豊かで元気であることが重要で、子どもたちの元気や健やかが大切。そのため安心安全な教育環境が必要。上小地域33校に防犯カメラを寄贈する社会貢献事業がスタートした。地域全体で子どもの安全を守ることになり、犯罪が発生しにくい環境になり、防犯意識が高まる。連携と協力の輪が広がる一助になれば幸い」と、あいさつした。