【装いも新たな純米大吟醸の

「信州亀齢ヘキサゴン」と賞状を持つ岡崎さん】

 

 

 上田市柳町の岡崎酒造(岡崎謙一社長)は今年”酒米・山田錦”による「純米大吟醸」を醸造。

 「第68回 長野県清酒品評会」に出品し、純米吟醸酒部門で”県知事賞”を受賞、このほど表彰を受けた。

 最高級として新たな名称で「信州亀齢ヘキサゴン」とし、来月から販売する。

 

 新たな試みについて杜氏の岡崎美都里さんは「小さなタンクで試験的に醸造した新商品のため、受賞できて嬉しい。酒米は県内産の美山錦、ひとごこちを使用しているが、酒米の王様といわれる山田錦を使い、39%の精米歩合で、これまでになかった最高級になるように挑戦した。山田錦は、手間をかけた分だけ、良くなるイメージがあり、癖もなく、すっきりで、雑味なく、きれいに仕上がる」と話す。
 

 山田錦は兵庫県での生産量が多く、全国新酒鑑評会で金賞になる多くの酒が山田錦を使用している。
 

 今回の品評会で、純米吟醸酒部門への出品は全部で100品。うち県知事賞受賞は10品で、東信地域では岡崎酒造のみ。

岡崎酒造では近年、県知事賞を連続受賞している。

関東信越の鑑評会への出品も視野に入れている。
 

  「ヘキサゴン」は岡崎酒造の銘柄「亀齢」でデザインされる亀甲の六角形を意味する言葉。

今年2月に搾り、できたのは全部で1400本、

1本ずつに思い入れを感じる杜氏直筆のナンバリングがされている。

 ナンバリングは今回初。
 

 10月上旬に出荷、市内3店舗の特約店には10月4日ごろ、岡崎酒造では10月8日からの販売を予定している。