【9月10日付、上田税務署が交付した
発泡酒製造免許通知書を持つ石井さんと
醸造設備】
【天神ブルワリー】
【7口並んだタップ】
上田市天神1、上田駅前でクラフトビール醸造とパブを兼ねた「天神BREWERY(天神ブルワリー)」に10日、酒類製造免許が交付され、醸造を開始。
来月16日のオープンを目指している。
空きビルを改装し、設備を搬入するスペースを確保した段階で、施設説明会を開いたのが1年前。
醸造を行う代表でヘッドブルワーの㈱イワバナ社長、石井侑馬さんは、クラフトビールづくりを通して、地産地消、六次化、農福連携の推進で新たな上田の魅力づくり、活気あるまちづくりを掲げている。
上田道と川の駅おとぎの里のサポート、クラウドファンディングやサポーターの支援で準備を進め、何もなかった1階スペースに、3本ある300リットル醸造タンクなどのタンク類が所狭しと並ぶ。
現在は、まだシートで覆っているが、外からもガラス越しに醸造タンクが見えるようになる。
訪れた客は、間近にタンクが見えるカウンターで、タップから注がれる上田初の地ビールを楽しむことになる。
タップは7口あり、上田市が多種多様な農産物のブランド化で用いている「信州上田なないろ農産物」にかけ”7色のビール”の提供を考えている。
取得した酒類製造免許は発泡酒で、発泡酒の免許で必要とされる年間最低製造量は、6キロリットル。
天神ブルワリーでは年間で20キロリットルの醸造を目指す。
発泡酒ではなく麦芽割合の高いビールの免許は、年間で最低60キロリットルの製造が必要なため、現状の設備や体制では厳しい。
ビールの免許は将来的な目標にしている。
石井さんは「免許の授与式を上田税務署で行っていただいた。やっと上田でビールをつくることができる。上田産のさまざまなものを使い、持続可能な地域にしたい」と語る。
ラガー、エール、エール系の黒ビールの醸造からスタートし、蚕都上田を支えた”桑の実”など上田の特産品を使ったオリジナルビールも計画。
ホップの栽培も行っており、上田産ホップを使用する予定。
醸造で生じる麦芽かすは、地鶏の肥育に利用されることになっている。
11月末からは瓶ビールでの出荷ができる予定。
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金額によってさまざまな特典がある。
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