【店主の新海さん(中央)が
営業する喫茶店「一歩」】
【喫茶スペース】
【卓球室】
青木村の総合グラウンド隣にこのほど、喫茶店「一歩(いっぽ)」がオープンした。
「元㈲シンカイファインテック」の工場を改装し、昨年11月から営業を始めた。
店主は、青木村田沢の元企業社長の新海寿久さん(76)。
金属加工業として約30年間営んできた工場をたたみ、友人らの協力を得て室内を改装。
喫茶スペースのほか、6畳の和室、20坪程の卓球室を備えた喫茶店を開いた。
妻の勝子さん(76)と一緒に店を切り盛りする。
長年、続けてきた製造業の仕事に区切りをつけ、工場の跡利用を模索する中で趣味で親しんできた卓球にヒントを得た。
「来た人に、ピンポンを楽しんでもらいたい」と、飲食可能な卓球室を備えた。小上がりの畳スペースでは、囲碁や将棋も楽しめる。
「新型コロナ」の影響でオープンが遅れ、店の宣伝をしてこなかったものの、口コミで広がり、今では常連客が訪れるように。
繁忙日には、工場の元従業員の助けを借りながら営業。
ゆくゆくは「母親などが友人と茶飲み話をしたり。子ども達にピンポンを楽しんだりしてほしいから禁酒、禁煙にした」と笑う。
喫茶スペースは、ジュースやコーヒーの飲料が中心。レジ横では、珈琲などの食品や雑貨を販売する。屋外飲食スペースもある。
遠くに夫神山、十観山、子檀嶺岳を望み、浦野川のせせらぎが聞こえる気持ちの良い立地。駐車場に咲き揃うヒマワリが来店客を出迎える。
「野良着で気軽に入れる喫茶店。外の景色を眺めがら、ゆっくりくつろいで」と新海さん。
地元の人の憩いの場を目指し「一歩ずつ。明日になったら、次の一歩へ。そんな気持ちでやっていきたい」と話す。
営業時間は、水曜日から日曜日の午前10時から午後3時(月曜と火曜休)。
卓球台利用は午後6時まで。
問い合わせは(電話)0268・49・3751
【卓球室】