【8月の大雨で被害があった個所】

 

 

 8月のお盆期間中の大雨で、市内の農地、農業施設、林道、市道の被害が計45カ所に及んだことがわかった。

 市は緊急で修繕が必要な個所について、予備費で対応。

 その他は「早期に補正予算を組んで対応する」とした。

 事業費は計7260万円にのぼる。


 先月13日から15日夕方にかけての降り始めからの雨量は、各地区で200㎜以上となり、1カ月の平均雨量の1・5倍に及んだ。


 市は14日中に、担当課の職員が分かれて巡視。

消防団員約300人が、土のうや通行止め看板の設置、倒木場所の交通整理にあたった。


 主な被害は、田畑の法面崩落、農業用水路やため池、市道玉の井線の土砂崩落、北部の道路法面崩落など。

 一般住宅や人的被害については「把握していない」とした。


 このほか、西海野の住宅敷地内で、公共桝から溢出した汚水が畑に流失したり、西宮区、東町区の一部、祢津南区の一部で水道水が濁る被害もあった。

 

 市は今年度の事業で一部に対応していくほか、健康被害が心配される個所については「これから研究していく」とした。