【総合防災情報システムの操作訓練】

 

 

【段ボール間仕切りでの避難スペースづくり】

 

 

【受付の訓練】

 

 

 

 

 9月1日の「防災の日」を前に、上田市は24日「新型コロナウイルス感染症」を踏まえた「避難所運営訓練」を、上田城跡公園体育館で行った。

 

 上田市で28日に予定していた防災訓練は感染症拡大防止のため中止としたが、災害時に市職員が感染症に配慮した避難所運営の手順などを習得するため、昨年に続いて行った。
 

 避難所は被災者が一定期間滞在することを想定し、避難者1人当たり4㎡程度のスペースを確保し、ワンタッチで広げられるパーテーション。ほかに”コムパックシステム提供”による段ボールベッドや間仕切りを設置。

 

 要配慮者や体調不良者用には、テントのようにパーテーションに屋根もつけた「避難スペース」も準備。
 

 訓練は、午前と午後に分かれて35人ほどが参加。

避難所運営従事者用に、マスクや手袋、フェイスシールドの脱着方法など従事者への感染を防ぐ対策を学んだ後、避難所開設の訓練を行った。
 

 避難所のレイアウトや避難者が滞在するスペースづくり、入口での受付、動線の検討などグループに分かれて順番に訓練を行った。

 

 パーテーションや段ボールベッドは短時間で準備でき、受付では一般避難者だけでなく、要配慮者の対応をどのようにするかも検討した。
 

 今回、初めて導入されたのはこのほど整備された「総合防災情報システム」の使用。

 

 職員は手持ちのスマートフォンからシステムにアクセスし、避難所を開設した情報の入力方法や、避難所で不足して必要な物資の要請などの操作を訓練した。

 本部の画面でその情報が表示されることも確認した。