バラの手入れや楽しみ方を教える「サンテラスバラの会」を主宰。
月ごとの講習会には、長野や安曇野方面からも会員が集まる。
講習の合間「きれいに咲いたバラの写真を見せてもらうのが楽しみ」と話す大竹さん。
気候風土によっては、手本通りに行かないこともあるため、新しい情報に常にアンテナをはり続ける。
「人に教えるには、自分で経験してから」といい、病害虫薬の与え方や接ぎ木の方法で試行錯誤を重ねる。
バラと真剣に向き合う姿勢に、大勢の愛好家が信頼を寄せる。
バラとの出会いは40代。
イベント会場で配布していた苗を持ち帰って育てた。
偶然「きれいに咲いてうれしかった」。
それから栽培法を独学で習得。
病害虫に見舞われやすい育てにくさに魅力を感じ、次第にのめりこんでいった。
市文化会館の庭園で毎年初夏に催されるバラの祭典。
管理者の大竹さんを中心に、会員が手入れした何百種類ものバラが来園者を楽しませている。
最近は、立科町の2000坪の土地を任され、バラ栽培に着手。
バラ園に育てるべく、新たな夢のスタートラインに立った。
情熱を傾けるバラ栽培について「人生いろいろやってきて挫折することも多かったけれど、あきらめずやってこれた。神様が与えてくれた贈り物だろうな」。