東御市では、お盆期間中の大雨の影響で、祢津地区の西宮、南、東町の一部の広い範囲で水道水の濁りが発生。

 市は15日、西宮区公民館に「給水車1台」を配置した。


 上下水道課は15日、午前10時台に市民からの通報で検知。

西宮区内の地下水の水質が、雨水を排水する排水管の影響を受け、白濁またはやや茶色く濁ったため、飲み水としては不適切と判断。

区長を通じ、水の使用を控えるよう区民に連絡。午後0時過ぎに西宮公民館に給水車を設置した。


 上下水道課は16日の午前中、本管の水を調査。

水道水の濁りが解消したことを確認し、午後3時に給水車を撤収した。


 なお大雨の影響による、同水源の同様の状況は以前にも確認されているという。


 農林課では14日以降、雨水で田畑の法(のり)面や、林道の路盤が削れるなどの被害が市内全域で発生。

  市民から、電話で複数の連絡があった。

農林課は直後にパトロールを実施。水田の畔(あぜ)の決壊や、水路からの溢水(いっすい)を確認しており、現在、県への報告のため、被害状況の詳細をまとめている。
 

 大雨による倒木や、修繕が必要となる建物への被害の発生は、現在のところ報告されていない。