【依田川、腰越の住宅地前で崩れた護岸。
シートで覆っている】
【野倉の土砂崩れ】
【腰越 下流】
【腰越護岸崩落・応急工事(18日)】
前線の影響による大雨で西日本や県内でも大きな被害があり”東信地域でも各地で土砂崩落などが発生”、鉄道が一時運休、通行止めなど生活への影響が出ている。
18日ごろまで前線が停滞する見込みで、今後も警戒と避難への備えが必要な状態が続いている。
長野県内では”観測史上1位”の大雨を記録した地点が多く、アメダスの観測で13日から15日までの降水量が白樺湖で約350㎜、うち14日の降水量が173・5㎜で過去最高。
鹿教湯は約250㎜で8月1カ月間の平均値の2倍に達している。
上田や東御なども200から180㎜になっている。
長和町で国道142号が15日、16日「通行止め」になった。
16日には県知事から、警報が発表されていない場合でも土砂災害の危険度が高まる恐れがあり、引き続きの警戒が呼びかけられた。
上田市では、13日夜から山道などで基準の雨量に達したことで通行止めが相次ぎ、14日夜には野倉で市道が土砂崩れのため通行止め、16日夕方に市道深山5号線の立科町に近い道路で土砂崩落により通行止めとなった。
依田川の増水により、14日に腰越橋の下流200m付近で護岸が削られ、15日朝からは腰越橋の約500m上流、復旧中の馬坂橋の上流で、住宅地前の護岸が崩落。
崩落個所は、令和元年の台風19号災害で復旧した護岸のすぐ下流側。
崩落場所に近い住宅4軒が自主避難をしている。
腰越自治会では公民館で避難所を準備したが、それぞれ親族の家に身を寄せているという。
自治会役員によると、台風災害で依田川の流れが変わり、令和元年の台風で崩れなかった部分が今回崩れたという。
上田建設事務所では、復旧工事に取り組んでいる。