上田市諏訪形の「〆五田原屋商店」は、旬の魚料理が人気。

 宴会は完全予約制。

 「自分の目で見ていいものを仕入れ、全てを手作りしてお出ししている」と代表の田原功さん(57)。

 会合や法事などの仕出料理や給食の卸も行っている。


 月に1回ほどは上越まで船釣りに出かけ、タイやヒラメ、タラ、イカなどを持ち帰る。

その場で血抜きや神経締めの下処理をするため鮮度は抜群。

 

 市場には出回らない、この辺りでは珍しい魚が食べられるのも魅力だ。

 「お客さんが喜ぶ顔を見られるのが張り合い。おいしかったの一言がうれしい」と話す。


 同店は昭和5年に田原さんの祖父が魚屋として始め、30年代前半にはスーパーマーケットに。

道路拡張に伴って店舗を改築した11年前に現在の業態とし、宴会は当初から予約のみで営業している。
 

 宴会は「おまかせ」で3240円から。常連に愛され、口伝えの評判で地元をはじめ市外からも客が訪れる。
 「新型コロナウイルス感染防止対策」には、特に配慮する。

 「安心して来ていただけるよう気を配っている。お客さんに選ばれ、生き残れる店でありたい」。


 予約は(電話)0268・22・0347